2024.09.26

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物流でインドネシアの社会を支える!鈴与インドネシアの倉庫についてご紹介

インドネシアの街並みの画像

インドネシアは2億7000万人を超える人口を持ち、東南アジア最大の経済規模を誇る国です。この成長市場に注目し、多くの日本企業がインドネシアに進出しています。しかし、人口増加と都市化により道路インフラが追いついておらず、渋滞が頻発し、時間通りの輸送が難しいことや、倉庫での在庫管理が日本のように高い精度で行われておらず在庫差異がよく発生するなど、日本と物流事情が異なる点も多くあります。
今回は、日本と同様に入荷から配送まで正確な物流サービスを提供している鈴与のインドネシアでの倉庫事業を中心にご紹介します。

鈴与インドネシアについて

鈴与はインドネシアにおいて2003年から事業を開始し、2011年に現地法人を設立しました。現地で20年以上にわたり、日系企業のお客さまを中心に、輸出入・倉庫・輸送などさまざまな物流サービスを提供しています。
倉庫事業では、ジャカルタ近郊のチビトゥンに1カ所、チャクンに1
計2カ所の自社オペレーションの倉庫拠点を構え、まざまなお客さまの輸出入関連貨物を保管しています。また、保管に加え、荷姿転換/梱包などの流通加工配送にも対応しています。

倉庫概要

【チャクン倉庫】
所在地 
Komp. Pergudangan Tungya Colling Termila l Jl. Cakung Industri Selatan l No. 12 Jakarta 14140, Indonesia
総面積  : 6,000㎡
取扱商材 : 一般品(二輪完成車、二輪・四輪部品、消費財、原料など)、危険品
特徴   :
・ジャカルタ港まで11km、ジャカルタ市街地にも近い好立地
・コンテナデポ併設
・監視カメラの設置、警備員常駐による万全のセキュリティ体制
・日本人管理者常駐

チャクン倉庫の外観チャクン倉庫の立地を示す地図












【チビトゥン倉庫】
所在地  : Kawasan MM2100 Jl. Kalimantan Blok G2 Gandamekar Cikarang Barat - Bekasi Jawa Barat 17530, Indonesia
所管面積 : 6,700㎡
取扱商材 : 一般品(二輪・四輪部品、食品、消費財、原料など)、危険品
特徴   :
・ジャカルタ中心部まで30kmのMM2100工業団地内に立地
・監視カメラの設置、警備員常駐による万全のセキュリティ体制
・日本人管理者常駐

インドネシア③.jpg

鈴与インドネシアの倉庫の強み

①立地

鈴与インドネシアの倉庫はジャカルタ港近郊や工業団地内に所在しています。お客さまの工場に近い倉庫に在庫を保管し、必要な時に必要な分だけ納入することで、工場スペースの有効活用や保管・輸送コストの削減につなげることが可能です。また、インドネシア国内の最大消費地であるジャカルタ市内への輸送にも適した立地であるため、食品や一般消費財などのDCとしても活用できます。

②倉庫設備

鈴与インドネシアの倉庫は高床倉庫となっているため、インドネシアで大きな社会問題となっている豪雨災害による浸水への対策がなされています。また、各倉庫には警備員が常駐し、敷地内に監視カメラを設置することで万全なセキュリティ体制を確保しています。

③幅広いサービス

鈴与インドネシアでは、VMIや保税倉庫、荷姿仕様設計などのお客さまのニーズに応じたメニューを提供しています。製品の検品作業や荷姿転換作業などを鈴与で受託することも可能なため、作業の外注化によるコスト低減ができます。

※鈴与の荷姿エンジニアリングサービスについては、下記でご紹介しています。
▶サービス:荷姿エンジニアリング

日本基準の品質管理

鈴与インドネシアの倉庫には日本人管理者が常駐し、日本と同様の倉庫の安全・品質管理を行っています。
また、鈴与独自の
WMS(倉庫管理システム)Suzuyo Cargo Master」により、さまざまな在庫の情報を正確に一貫管理しています。
さらに、鈴与の在庫・入出荷状況管理システム「SIIS」を合わせてご利用いただくことで、お客さまのパソコンからも、在庫、入出荷状況をリアルタイムに確認することが可能です。これにより、倉庫の担当者へ在庫状況を確認する手間を省くことができます。

Suzuyo Cargo Master、SIISに関しては下記コラムでご紹介しています。
▶コラム:物流情報システムで物流管理業務の負荷軽減と効率的な倉庫管理を実現!

鈴与インドネシア倉庫の活用例

<顧客概要>

・業種:製造業
・取扱商材:二輪・四輪部品

抱えていた課題

・工場内の在庫保管のスペースのひっ迫によって、生産に使える区画が限られていた
・物流コストの削減
・工場内の在庫管理において正確な在庫を把握できず、また担当者任せになっていたため、 在庫状況の確認に時間がかかっていた
・棚卸作業にも膨大な人工・時間がかかっており、棚差(在庫ロス)が発生していた

鈴与のソリューション

お客さまの工場における在庫保管スペースの有効活用と物流コスト削減のため、鈴与の倉庫を活用し、在庫保管から検品・梱包作業までを鈴与側で行い、生産に必要な時に必要な分だけ納入することをご提案した。これにより、工場の在庫を保管していたスペースが削減され、生産スペースを拡大できた。
その結果、これまで自社の固定費として発生していた保管スペースに関わるコストや、物流業務にかかる人件費を抑え、利用した分だけ費用が発生する、需要に応じた柔軟な物流コストの管理が可能となった。併せて、鈴与のソリューションである荷姿エンジニアリングの活用により、輸送・作業効率が向上し更なるコスト削減ができた。

また、鈴与独自のシステムであるSuzuyo Cargo Master、SIISを活用した在庫管理を行うことで、お客さまがリアルタイムで正確に自社の在庫の情報を把握できるようになった。加えて、棚卸作業にかかる時間(コスト)削減も実現することができた。

まとめ

鈴与の倉庫と物流サービスを利用することで、物流コストの削減や鈴与の倉庫管理システムと合わせたリアルタイムの在庫管理を実現することが可能です。また、倉庫での保管だけでなく輸出入通関~顧客への配送までのワンストップサービスご提供しています。
お客さまの製品やニーズに合わせて、最適なご提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談・お問い合わせください。


▶鈴与インドネシアのホームページはこちら
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