2020.05.13

  • 物流システム

倉庫管理に利用されているシステムとは?

EC/通販サイトで注文される商品や店舗で購入される商品の在庫の多くは倉庫で管理されていますが、倉庫管理とは実際にどういう作業が含まれるのでしょうか。また、倉庫内での業務をシステム管理するシステムWMSでは何ができるのか、WMSを導入するメリットをご紹介します。

ページ目次

  1. 倉庫管理とは
  2. WMS(倉庫管理システム)とは
  3. WMS導入のメリットとは?

1.倉庫管理とは

倉庫管理とは、倉庫で行う業務全般を指しており、倉庫内での作業(荷役)だけでなく、貨物の品質保全、情報処理、輸送の計画・管理、人員配置、設備管理などもあります。さらに倉庫内に限っての在庫管理も倉庫管理に含まれます。主な業務として入荷と出荷があります。

・入荷
倉庫内に到着した貨物を荷卸し、入荷された製品などと伝票との照合、検品、アイテム別に仕分けをし、在庫として倉庫内の保管場所に格納されること。

・出荷
出荷指示のあった製品などを倉庫内の保管場所からピッキングし、検品、梱包、を経て商品が倉庫外へ出されること。
倉庫管理ではこれら倉庫内での業務をトータルで効率化することが重要です。

2.WMS(倉庫管理システム)とは

WMS(Warehouse Management System/倉庫管理システム)とは、原料や製品などが倉庫に入荷してから出荷するまでをトータルに管理できるシステムです。このシステムの利用により、生産性の向上、出荷作業ミスの軽減、作業の標準化、情報管理の精度向上などに繋げ、倉庫管理の効率化を図っています。

倉庫で多種多様な大量の製品を正確に効率よく管理することは倉庫作業員にとっても負荷が大きく、また個々の作業員の能力によって対応できる範囲も異なります。人工的な作業ミスを軽減しつつ、倉庫管理をより効率的に行う上でWMSは必要不可欠なシステムであると言えます。

3.WMS導入のメリットとは?

WMSの導入により、以下の3つのメリットが挙げられます。

(1)システム活用による迅速な対応

システムでの情報管理により、倉庫内で該当の製品の在庫場所がすぐに検索できるようになっているため、在庫の有無、数量確認を迅速に行うことができます。

(2)作業品質の向上

WMSでは、入庫日だけでなく、賞味期限・消費期限の古いものから出荷することも可能で、製品の品質管理の効率化につながります。また、バーコードを用いてデジタルチェックを行うので、人為的なミスを最小限に抑えることができ、入荷時の在庫計上ミス、誤出荷を防ぐことにもつながります。

(3)業務の標準化

これまで倉庫内の入出荷作業や在庫管理の品質は、作業員の経験の差などによりばらつきが発生していました。しかし、WMSを導入することによりシステムが作業員の業務をサポートしてくれるため、不慣れな作業員でもスムーズに業務を遂行することができます。また、荷主もリモートでリアルタイムに在庫状況などが把握できるようになりました。

鈴与のWMSは基本機能として、入荷管理機能、在庫管理機能、出荷管理機能、棚卸管理機能、納品書等帳票・ラベル発行機能など、多様な機能が備わっています。ロット管理だけでなく、賞味期限管理やシリアル管理など、様々な商品を正確に管理できる機能が備わっております。また、倉庫の在庫状況や入出荷状況をお客様ご自身でリアルタイムに確認できるWebシステムもご提供しております。

在庫管理や業務の効率化などでお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせフォームにてお問い合わせください。 弊社サービスの詳しいご案内させていただきます。

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