2026.09.24
- 海外事業
設備輸送から据付まで一貫支援|海外工場立ち上げ事例とメリットを解説

海外工場の立ち上げや設備移設において、「設備輸送」「据付」「工程管理」をどのように効率化するかは、多くの製造業にとって重要な課題となっています。
しかし、昨今の人手不足や技術者の確保、スケジュール調整の複雑化により、プロジェクト全体の管理が担当者の大きな負担となっています。
本コラムでは、実際の導入事例をもとに、鈴与の設備エンジニアリングサービスがどのように現場課題を解決するのか、その具体的な取り組みとメリットについてご紹介します。
ページ目次
設備エンジニアリング導入事例|自動車関連メーカーA社の海外工場立ち上げ
自動車関連メーカーA社では、アメリカおよびカナダ工場における増産計画に伴い、日本からの設備輸送と生産ライン立ち上げが必要となりました。
しかし、プロジェクトの進行にあたり大きく2つの課題がありました。
一つは日本および海外の技術者による出張対応が増加し、深刻な人手不足に直面していたこと。もう一つは、複数拠点にまたがる工程管理や現地作業の統制の難しさです。
こうした課題に対し、鈴与は設備輸送に加え、現場統括や工程管理を含む設備エンジニアリングサービスとして以下の支援を実施しました。
・スーパーバイザー(SV/現場指揮者)の派遣による現場統括
・サプライヤーとのスケジュール調整
・作業工程指示書の作成および活用
さらに、鈴与のSVがアメリカ・カナダの両国にまたがる現場で、設備の解体から輸送、現地での復元・据付までを一貫して対応しました。
その結果、
・A社技術部門の出張負担を削減
・作業工数の削減と最適化を実現
・現地作業の効率化による工期短縮とコスト削減
といった成果につながり、プロジェクトは円滑に完了しました。
鈴与の設備エンジニアリングサービス 6つのメリット
鈴与の設備エンジニアリングサービスは、設備輸送にとどまらず、分解・輸送・据付から工程管理まで一貫支援を提供できる点が特徴です。
①業務代行で負担軽減
サプライヤーや関連部署との調整、出荷リスト作成など、煩雑な業務を代行し、お客さまの負担を軽減することで本来の立ち上げ業務に注力いただけます。
② 納期遵守のための効率化と工程管理
海外の現場では、作業員が受動的になってしまうことがありますが、鈴与は能動的に動けるよう作業工程指示書や作業手順を示した設備レイアウト図面を作成し作業効率を仕組化しています。専門チームが万全の準備で臨むことで、安定した品質と納期遵守を実現します。
③ 輸送効率化でコスト削減
CADソフトを活用したバンニングプランで、最小限のコンテナ本数での輸送を実現。
設備を最適な方法で梱包・積載し、輸送コストを抑えます。
④仕様変更やトラブルにも柔軟対応
現地での仕様変更や突発的なトラブルにも柔軟に対応可能。
日本側と現地チームの連携体制により、輸送や据付におけるイレギュラー対応やリスケジュールにも対応します。
⑤安全管理体制の徹底
輸送中・据付作業中の事故を防ぐため、安全基準を遵守した作業計画とチェック体制を確立。
現地工場の安全ルールへの対応や事前リスクアセスメントなども実施します。
⑥一元管理でプロジェクトの見える化
全工程を鈴与で一元管理することで、進捗・リスク・コストを可視化。
関係者間の情報共有を円滑化し、プロジェクトの透明性を高めます。
これらの取り組みにより、単なる輸送業務にとどまらず、プロジェクト全体の最適化を実現できます。
設備エンジニアリングサービスの詳しいサービスについては以下のページでご紹介しています。
▶設備エンジニアリングサービスページ
設備輸送・据付に関するよくあるご相談
実際にお客さまからは、具体的なプロジェクト運用に関するご相談やご要望を多くいただいています。ここでは、代表的な内容をご紹介します。
以下のようなニーズが寄せられており、鈴与のサービスで対応が可能です。
・現場の生産スケジュールに合わせて、分解・輸送・設置までを一貫で依頼したい
➡鈴与の担当SVが分解から設置・据付まで国内外問わず一貫して対応
・社内に輸送や設置の専門知識を持った担当者がおらず、工程管理から現地工場でのサポートを任せたい
➡現場での指揮・立会い、設備担当者との調整業務まで包括的に支援
・分解・設置に必要な図面やリストが不足しているため、現物確認を含めた作業計画の立案を依頼したい
➡国内外での現地調査を実施し、作業計画書・図面・リストの作成を支援
・輸出入時の通関書類作成や輸送条件の調整など、煩雑な業務を一本化したい
➡通関業者との連携から書類作成、輸送条件の最適化まで一貫で対応
このように、設備輸送にとどまらず現場支援までを含めて対応することで、海外プロジェクト特有の複雑な課題を包括的に対応することが可能です。
設備輸送の手順については以下のコラムで詳しく説明しています。
▶コラム:設備輸送担当者必見!海外へ設備を輸送する際の手順をご説明します
まとめ|海外工場立ち上げを設備輸送から据付まで一貫支援
海外工場の立ち上げや設備移設においては、「設備輸送」と「現地作業」を切り分けて考えるのではなく、一体で管理することが円滑なプロジェクト推進につながります。
鈴与の設備エンジニアリングサービスでは、設備の解体から輸送、現地での設置までを一貫してサポート。煩雑な業務の代行や工程管理の効率化を通じて、お客さまの負担軽減に貢献します。
また、設備輸送に必要な各種サービスを幅広く提供しており、自動車業界をはじめ、食品・飲料業界、住宅設備など、さまざまな分野での実績を有しています。
製造業の現場における多様な課題に対し、鈴与の設備エンジニアリングサービスは柔軟に対応いたします。設備導入や海外展開をご検討の際は、効率的かつ確実なプロジェクト推進に向けて、ぜひ設備エンジニアリングサービスをご活用ください。
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