2026.06.22

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中南米向け輸送のコスト課題を解決する輸送サービスとは

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中南米向けの輸送は「距離が長い」だけでなく、経由地の多さ、各国事情によるオペレーションのばらつき、スペースひっ迫などが重なり、コストが膨らみやすい特徴があります。 本コラムでは、中南米向け輸送でコストが高くなる要因や輸送ルートの特徴、コストを抑えるための考え方、さらにUPS連携による輸送ソリューションをご紹介します。

中南米向け輸送におけるコストの課題

中南米向け輸送では、輸送距離の長さだけでなく、積み替えや通関対応、スペース不足による遅延などにより、総コストが増加しやすいという課題があります。
中南米各国では通関要件や検査基準が異なるため、同じ貨物でも国ごとに必要な対応が異なるため運用にばらつきが生じやすく、リードタイムや輸送コストに影響を与えることがあります。そのため、輸送手段を選定する際は、単純な運賃の比較ではなく、保管料や再手配費用などの付帯費用、遅延リスクも含めて評価することが重要です。
あわせて、スペース確保や遅延リスクを見据えた輸送設計を行っておくことで、コストの安定化につながります。

中南米向けの主な輸送手段と特徴

中南米向け輸送には、海上輸送・航空輸送・国際宅配便などの選択肢があります。貨物の種類や緊急度、輸送コスト、求められるリードタイムに応じて、最適な輸送手段を選定することが重要です。 また、輸送手段によって輸送日数や運賃だけでなく、スペース確保のしやすさや輸送の安定性も異なるため、それぞれの特徴を踏まえて選定する必要があります。

各輸送手段の特徴(コスト・リードタイム比較)

航空輸送はリードタイムが短く、在庫圧縮や緊急対応に向きますが、運賃が高く、スペースひっ迫時にはブッキング通りに搭載されないリスクがあります。直行便がある都市は最短で到着しやすい一方、就航便数が限られるため価格が上がりやすく、代替便の選択肢も狭くなります。
海上輸送は運賃を抑えられ、重量物や大量輸送に適しますが、輸送日数が長く、港湾混雑や寄港地変更による遅延の影響を受けやすいのが弱点です。また、納期変更への対応が難しいため、販売計画の変動が大きい商材では緊急出荷が発生し、結果として航空輸送を利用するケースもあり、総コストが増加する可能性があります。
特に中南米向け輸送では、ルートやネットワークによって安定性に差が生じるため、輸送品質やリードタイムも踏まえて最適な輸送手段を選定することが重要です。

項目 海上輸送 航空輸送 国際宅配便
コスト 〇最も安価 △海上より高いが国際宅配便より安価 △大口貨物は高い
リードタイム △長い(約2週間~1か月) ◎ 短い(約1〜7日) ◎ 最短(約1〜3日)
安定性 △ 港湾混雑・天候で遅延しやすい 〇比較的安定(便数依存) ◎ 高い(自社ネットワーク)
輸送量 〇 大量・大型貨物に最適 △ 制限あり △ 小口中心


国際宅配便の特徴や航空輸送との違いについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶国際宅配便と航空貨物輸送の使い分けポイントをご紹介します

中南米輸送におけるコストが高くなる要因

中南米向け輸送では、直行便による安定した輸送ルートが限られているため、複数の空港や都市を経由するケースが多くなります。積み替え回数が増えることで、仕分けや一時保管などの作業が発生し、遅延や貨物破損のリスクも高まります。
また、就航便数が限られる都市や繁忙期には、航空運賃が高騰しやすく、輸送スペースの確保が難しくなることがあります。計画どおりに出荷できない場合には、緊急手配や代替ルートの利用による追加コストが発生することもあります。
さらに、国ごとに異なる通関制度や書類要件への対応も必要です。書類不備があると、修正手続きや保税保管による追加費用が発生する可能性があります。 このように、中南米向け輸送は運賃に加え、積み替えや通関対応に伴う付帯コストが発生しやすく、総物流コストが高くなる要因となっています。

輸出入に必要な書類や手続きについては、以下のコラムで詳しく解説しています。
▶コラム:国際輸送/輸出・輸入に必要な手続きって何?

航空貨物輸送における2つのルート(直行とハブ経由)

中南米向け航空貨物輸送には、大きく分けて「直行」と「ハブ経由」の2つのルートがあります。
直行は、航空会社が最終仕向地まで一貫して輸送する方法です。輸送区間がシンプルでリードタイムを短縮しやすい一方、就航都市や便数が限られるため、スペース不足や運賃高騰の影響を受けやすい傾向があります。
一方、ハブ経由は、ロサンゼルスやマイアミなどの中継拠点を経由して最終仕向地へ輸送する方法です。複数の航空会社や輸送ルートを組み合わせることで、スペース確保や輸送ルートの選択肢を広げることができます。

特に中南米地域に強いハブを活用することで、仕向地までの輸送ルートの選択肢を広げながら、柔軟な輸送設計が可能になります。
ハブ経由で利用される代表的な拠点の一つがマイアミ国際空港です。
マイアミ国際空港は、中南米・カリブ海地域への豊富な航空ネットワークを有する米国有数のハブ空港です。多数の航空会社が就航しており、中南米各国への貨物輸送における重要な中継拠点として活用されています。
▶参照:マイアミ国際空港公式サイト

航空貨物輸送サービスの詳細については、以下ページをご覧ください。
▶航空貨物輸送/ 国際宅配便サービスページ

UPSと連携した中南米向け輸送サービス

鈴与は、グローバル物流ネットワークを持つUPSと連携し、中南米向け輸送サービスを提供しています。 中南米向けの輸送では、地域に強いハブと確立されたネットワークを活用し、輸送ルートを最適化することが重要です。UPS連携サービスでは、マイアミハブを活用して貨物を集約し、中南米各国へ効率的に輸送することで、コストとリードタイム、スペース供給の安定性の両立を実現します。

また、直行便のない都市にも柔軟に対応できるため、特定の航空会社や便への依存リスクを抑えながら、安定した輸送体制を構築できます。加えて、UPSのグローバルネットワークを活用することで、輸送状況の可視化や迅速な情報共有にも繋がります。

UPS連携によるサービスの強み

UPSと連携した輸送スキームの特長は、スペース確保力やネットワーク品質を活かし、輸送品質を維持しながらコスト最適化を図れる点にあります。また、中南米向け輸送で課題となりやすいスペース不足や輸送ルートの制約に対しても、UPSのグローバルネットワークを活用することで柔軟な対応が可能です。

圧倒的な取扱実績とネットワーク

UPSは220以上の国と地域のネットワークを有しており、中南米向け輸送においても豊富な取扱実績があります。また、マイアミハブを活用した中南米向け混載サービスは、UPSグループの長年の運用実績に支えられており、安定したサービス品質に定評があります。

安定した輸送体制(SBAによるスペース確保)

中南米向けでは、繁忙期や需給ひっ迫時にスペースが取れず、出荷スケジュールが後ろ倒しになることが最大のコスト要因になり得ます。
UPSは各キャリアとSBA (Space Block Agreement:航空会社から一定の貨物スペースを事前確保する契約)を締結し、安定したスペース供給とさまざまな輸送手配に対応できる体制を構築しています。これにより、繁忙期や需給ひっ迫時にも比較的安定した輸送計画を立てることが可能です。

コスト最適化を実現する輸送設計

中南米向け輸送では、運賃だけでなく、保管料や再手配費用などの発生リスクも考慮した輸送設計が重要です。
UPS連携サービスでは、マイアミハブを活用して最適な輸送ルートを構築することで、輸送コストの最適化を図ります。また、安定したネットワークと運用体制により、不要な保管料や再手配費用の発生リスクを抑え、総コストの削減に繋げます。
航空貨物輸送サービスの詳細については、以下ページをご覧ください。
▶航空貨物輸送/ 国際宅配便サービスページ

まとめ

中南米向け輸送では、距離だけでなく、経由地の多さやスペース確保、通関対応などがコスト増加の要因となります。そのため、運賃だけでなく、付帯費用や遅延リスクを含めた総コストで輸送手段を検討することが重要です。
UPS連携サービスでは、マイアミハブを活用したネットワークと安定したスペース確保体制により、輸送の遅延リスクや付帯コストの発生を抑えながら、効率的な中南米向け輸送を実現します。
中南米向け輸送のコスト削減や輸送ルートの見直しをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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