2025.07.14

  • 化粧品物流

輸入化粧品物流の課題を解決!輸出入対応・拠点立地最適化・転売対策は鈴与にお任せ

白い化粧品と植物

今回は、輸入化粧品物流においてよく聞く課題と、それらを解決する鈴与の化粧品物流サービスについてご紹介します。

輸入化粧品物流でよく聞く課題

(1)化粧品製造業対象品を別会社に委託し、コスト・納期に影響が出ている

法定ラベルの貼付や出荷判定といった作業を外部に依頼する場合は、委託先で化粧品製造業ライセンスを取得している必要があります。
製造作業のみを別会社・別拠点へ委託している場合、同じ納品先に向けた商品であっても倉庫が分かれてしまい、本来まとめて出荷できるはずの商品が別々に発送されたり、製造作業後に商品を1センターに集約するために横持ち(倉庫間移動)費用が発生したりするケースもあります。その結果、配送効率の低下や物流コストの増加、出荷までのリードタイムが長くなることを、課題と感じているお客さまも多くいらっしゃいます。

化粧品製造業について詳しく知りたい方はこちらのコラムでも解説しています。▶コラム:化粧品の取り扱いに必要なライセンスとは?製造販売業、製造業について解説します!

(2)輸入手続きと倉庫の委託先が異なっており、やり取りが複雑になっている

輸入通関と倉庫とで別業者に委託しているため、窓口が多くやり取りが複雑になっているという課題をよく聞きます。

(3)ドレージコストと配送コストを抑えたいが最適な立地の倉庫が見つからない

現在の物流拠点が輸入港から離れているため、ドレージコストが高くなってしまうといったお悩みもよく聞きます。

(4)BtoBBtoC向け出荷を別の倉庫で対応しており、横持ち費用がかかっている

BtoB・BtoC向け出荷を別々の倉庫で対応しているため、在庫の横持ち(倉庫間移動)が発生し、そのたびに輸送コストがかかってしまうというお悩みもよく聞きます。

輸入化粧品物流の課題にワンストップで対応

鈴与の化粧品物流サービスは、上記でご紹介したような課題に対応しています。

(1)化粧品製造業ライセンス保有拠点でのご提案

鈴与では、全国6拠点に化粧品製造業ライセンスを保有する倉庫を展開しています。ライセンスが不要な一般品の保管も同じ拠点で対応できるため、化粧品とその他商品を一括で保管・管理できるのが大きな強みです。
ライセンス内の作業には、法定ラベルの貼付や出荷判定など、高い品質が求められる工程が含まれます。鈴与ではこれらの作業品質を標準化するため、化粧品GMPISO22716)に準拠した独自のGMP基準を策定し、品質管理の徹底に取り組んでいます。各拠点には、化粧品の取り扱いに慣れた経験豊富なスタッフが常駐しており、安心してお任せいただける体制を整えています。

化粧品GMPについて詳しく知りたい方はこちらのコラムでも解説しています。▶コラム:「化粧品GMP」とは?鈴与の化粧品GMPの取り組みもご紹介します!

(2)通関業務・物流業務をワンストップで委託可能

鈴与は、100年以上にわたる通関業務の実績を持ち、全国の主要港で通関サービスをご提供しています。
輸入手配から倉庫での入出庫作業、製造・加工、国内配送、そして輸出まで、物流のすべてを一貫してお任せいただける体制を整えています。通関業務と倉庫業務の委託先を鈴与に一本化することで、窓口が一つとなり管理業務の負荷を軽減することができます。

(3)最適な立地の物流拠点をご提案

 配送先住所・配送サイズなどの情報を含んだ配送データをご提供いただき、鈴与独自のシステムで最適立地シミュレーションを行います。その結果を基にドレージコスト・配送コスト・保管コストと納品リードタイムがともに最適となる拠点立地を分析しお客さまにご提案しています。
例えば現在の物流センターが関東圏・関西圏でない場合、主要な消費地である関東圏・関西圏に倉庫を構えることで、配送費用を見直すことができます。鈴与の関東圏・関西圏の化粧品物流に特化した拠点については、3章でご紹介します。

最適立地v3.png

(4)BtoB・BtoC在庫を一元管理

鈴与は、長年にわたるBtoBセンターの運営実績に加えて、豊富なBtoCセンターの運営実績により、BtoBBtoCの在庫を同一拠点で一元管理することが可能です。BtoBBtoC出荷を同一拠点で対応することで、倉庫間の横持ち輸送が不要となり、輸送費の削減につながります。
さらに、受発注情報も自社開発のWMS(倉庫管理システム)にてシステム上で一元管理できるため、処理業務の効率化によって間接コストの削減も期待できます。

鈴与の関東圏・関西圏の化粧品製造業ライセンス保有拠点

港に近く、かつ主要な消費地である関東圏・関西圏の化粧品製造業ライセンス保有拠点をご紹介いたします。

(1)東扇島物流センター(神奈川県川崎市)

◆坪数 : 第一物流センター5,723坪/第二物流センター5,939
◆主な化粧品取扱商材 : スキンケア商品、ヘアケア商品、ボディケア商品、メイクアップ商品
◆化粧品物流の特徴:
・東京港から21km・横浜港から13kmと、輸出入商品の取り扱いに最適な立地
・首都圏店舗へのルート配送「店舗便」を運行
・第一物流センター、第二物流センター合わせて約11,000坪のスペースを保有、計250名上の応援体制を整えており、物量増加にも柔軟に対応
・化粧品保管に適した空調管理エリアあり

(2)西宮物流センター(兵庫県西宮市)

◆坪数 : 4,898
◆主な化粧品の取扱商材 : スキンケア用品、メイクアップ用品
◆化粧品物流の特徴:
・神戸港から10km・大阪港から18kmと、輸出入商品の取り扱いに最適な立地​
・西日本各地への輸送利便性の高いロケーションに立地
・近隣の尼崎物流センターと合わせて約9,000坪のスペースを保有、物量増加にも対応
・化粧品保管に適した空調管理エリアあり

東扇島物流センター・西宮物流センター以外の拠点については以下のコラムでご紹介しています。
▶鈴与の化粧品物流対応拠点

まとめ

鈴与は輸入化粧品物流の課題を一括で解決することができます。輸入から化粧品製造業、BtoBBtoC在庫一元管理といった対応をワンストップで行い、最適な立地でのご提案によりコスト最適化にも有効です。
鈴与の化粧品物流サービスについてご興味を持っていただいた方は、こちらをご覧ください!
▶化粧品物流サービスページ

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