2023.10.12

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2023年最新情報!EC・通販市場規模

EC・通販サイトを利用しているユーザーのイメージ画像

コロナ禍における巣ごもり需要からEC・通販市場規模が大幅に拡大しましたが、人の流れが元に戻りつつあり、消費者の行動が多様化する中で、EC・通販市場にはどのような変化があったのでしょうか。
今回はEC・通販市場売上高の最新の統計データやEC・通販物流をアウトソーシングするメリットについてご紹介します!
▶資料:フルフィルメントアウトソーシングにおける5つのポイント

EC・通販市場規模の推移

JADMA(日本通信販売協会)による2022年度(20224―20233)の通信販売市場の売上高の調査結果によると、2022年度のEC・通販の売上高は、127,100億円となり、前年から増加しました。増加傾向が続くのは24年連続です。

伸び率も昨年の7.8%から10.9%と増加しており、消費者の行動パターンが多様化している中でもEC・通販市場は堅調に推移していると言えます。商材としては、衣料品や化粧品、健康食品を含む食料品が好調だと報告されています。

通販市場売上高の推移を示すグラフ

▶参考:JADMA「2022年度通販市場売上高調査」|JADMA(日本通信販売協会)

EC・通販市場拡大の背景

(1)コロナ禍による巣ごもり需要と受け取り方法の多様化

家にいながら遠隔で買い物ができるEC・通販は、コロナ禍において需要が急激に高まりました。
新たに置き配サービスを導入する宅配業者や、非対面の場合はサインや受領印なしで受取可能にする宅配業者もあり、非接触で受け取ることが可能になっている点や宅配ボックスの拡大による受け取り方法の多様化も需要拡大の大きな理由と言えます。

(2)スマートフォン利用者の増加

近年、スマートフォンの所持率は急速に増加しました。EC・通販市場においてもスマートフォンを利用して買い物を行う人が増えており、アプリの
利便性向上や、支払い方法の多様化などから、「どこでも」「誰でも」「簡単に」買い物をすることが可能となっています。

(3)SNS活用の増加

近年では顧客との接点や関係づくりに FacebookInstagramなどのSNSを活用する企業が増え、SNSを起点にEC・通販の利用を促す事例が多くあります。
ブログやYouTubeなどの動画を活用し、売り手の伝えたいことだけを一方的に伝えるのではなく、ユーザーの役立つ情報を提供し、選んでもらうようにしている「コンテンツマーケティング」も拡大しており、ブランド・商品に対するユーザーの認知度・信頼性を高める目的としてSNSが活用されています。

EC・通販事業参入のメリット

売上拡大の1つの施策として、EC・通販市場への参入・事業拡大を検討されている事業者さまも多いのではないでしょうか。ここでは実店舗での販売と比べ、EC・通販での商品販売にどのようなメリットがあるのかまとめました。

(1)販売エリアを制限することなく、全国・世界へビジネス展開できる

店舗を構えて商品を販売する場合、出店しているエリアによって集客に縛りが出てくるため、人口が少ない地域や人通りが少ない場所では売上拡大が難しい場合があります。しかし、EC・通販の場合は販売エリアに制約がなく、国内のみならず海外まで幅広く、多くの人に商品を販売することができます。

(2)24時間365日営業することができる

店舗を構える場合、年末年始や早朝・深夜など、テナント施設などの都合で営業時間に制限が出てきますが、EC・通販であればサイトが公開されている限り時間の制限なく商品を販売することができます。 もちろんメンテナンスなどにより、EC・通販サイトを一時的に閉鎖する必要が出てくることもありますが、実店舗に比べ、長く販売期間を設けることができます。
▶コラム:EC・通販に必要なカートシステムとは?

(3)購買データ活用による戦略的販売ができる

EC・通販では、注文情報から誰が、いつ、何を購入したかというデータを蓄積することができます。
そのデータを活用し、顧客の行動分析が行えるため、固定客を増やすためのリピート施策を効率よく展開できることがEC・通販の強みです。上手く活用することができれば、安定した売り上げを実現することができます。

EC・通販物流をアウトソーシングするメリット

EC・通販市場が堅調に推移していることを受け、EC・通販事業への参入やEC・通販事業の拡大をご検討の方もいらっしゃるのではないでしょうか。EC・通販物流は、ギフト対応やスピーディーな出荷対応が求められることが多く、また、顧客満足度を高めるために顧客に応じたノベルティを同梱するなど個別対応が必要となるという特徴があります。
最後に、EC・通販物流をアウトソーシングすることで得られるメリットを4つご紹介します。

(1)コア業務への専念

EC・通販事業の拡大に伴って物流業務の負荷が増加することで、バックヤード業務に時間が割かれてしまい、商品の開発や販促活動といったコア業務に専念できないという状況に陥る可能性があります。
専門の物流会社に物流をアウトソーシングすることで、商品を売るための戦略や商品開発といったコア業務に専念できることが物流をアウトソーシングする大きなメリットの1つです。

(2)物流品質の向上

EC・通販では梱包不備、誤配送などのトラブルがあった場合、購入者の評価が直接的に商品やブランドへの評価や売り上げにも影響するため、商品が購入者の手元に届くまで高い物流品質で対応することが求められます。
豊富なノウハウや経験をもつ物流のプロフェッショナルに依頼すれば、高品質のサービスを提供してもらうことができ、結果として顧客満足度の向上に繋がります。また、高い物流品質を維持することは、各販売サイトでのいわゆる「優良店」に選ばれることに繋がり、商品ページの露出度が上がって販売金額の増加にも寄与します。

(3)物量の増加、物流波動への対応

EC・通販モールでは定期的なセールを実施することで、セール日と通常日の物量の差が大きくなってきている傾向があります。各EC・通販モールの競争は激化し、この傾向はさらに大きくなっていくと言われています。
その際、専門の物流業者であれば、スペースおよび人員の調整が可能なため、物量の変化にも柔軟に対応、コストも変動費化することができます。物量が一定量を超えてきた場合は専門の物流会社にアウトソーシングすることで効率的な物流が実現できるでしょう。

(4)自社で対応できない業務の委託

顧客ごとのギフト対応や販促対応は事業者さまにとって大きな業務負荷となったり、ギフト対応ができないことが販売機会の損失に繋がったりする可能性があります。
自社では対応が難しい物流業務をアウトソーシングすることで、望んだサービスをお客さまに提供できることも、物流業務をアウトソーシングするメリットだと言えます。

鈴与は、EC・通販物流の豊富な実績があります。
化粧品、健康食品、雑貨をはじめさまざまな商材に幅広く対応しています。BtoBBtoCを同一センターにて一元管理することが可能なので、新たにEC・通販事業への参入をお考えの方もBtoBの物流と併せてご相談いただけます!
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