2023.08.17
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物流コスト削減に繋がる!BtoB・BtoC在庫一元管理のメリットとは?

昨今EC・通販事業に参入したり、EC・通販での販売に力を入れたりと、販路を拡大している企業が多くみられます。販路を広げた際に課題となるのが、物流拠点を複数構えることによる物流コストの増加や在庫管理の煩雑さではないでしょうか。
今回はBtoB・BtoCの在庫を一元管理するメリットについて解説します!
▶資料:物流アウトソーシングの手引き
BtoB・BtoCとは?
BtoBとは?
BtoBは「Business to Business」の略称で、企業間で行われる取引を意味し、企業にはメーカーから卸売業者、小売業者まで幅広く含まれます。 BtoB物流とは、 企業間の商品やサービスの売買に伴う輸送や保管の過程のことを指します。 いわば法人向けの取引に関わる物流がBtoB 物流です。
BtoB物流については以下のコラムで詳しくご説明していますので、併せてご覧ください。
▶コラム:販路別に見るBtoB物流―事業参入に役立つ特徴や課題、解決策をまとめました!
BtoCとは?
BtoCは「Business to Consumer」の略称で、企業から消費者に対して行われる取引を指します。EC・通販における企業と消費者との取引や、百貨店やメーカー直営店などの一般的な小売店で商品が消費者に販売される取引はBtoCに該当します。企業と一般消費者の商品やサービスの売買に伴う輸送や保管の過程はBtoC物流と呼びます。
BtoB・BtoC在庫を一元管理するメリットとは?
BtoB、BtoCの両方の販路を持つ場合、それぞれの在庫を別業者や別拠点で保管・発送するよりも、物流拠点を集約し一元管理する方が効率的です。下の図のように、物流拠点を集約することで、物流の導線が格段に整理されることがお分かりいただけると思います。
BtoC、BtoBの在庫を一元管理する=物流の導線が整理されることのメリットを2つご紹介します。
保管・横持ちコストの削減
物流拠点を集約することで、商品を一ヵ所にまとめて納入するだけで済み、拠点間の在庫移動も行わずに済むため、無駄な横持ちコストや在庫管理の手間を削減できます。
またBtoB・BtoCの在庫を分ける必要がないため、無駄な在庫を抱える必要もなくなり、保管コストの削減も期待できます。
管理業務の負荷軽減
BtoBとBtoCの保管・発送業務を別業者で行う場合、それぞれの業者への在庫確認が発生し、電話やメールでのやりとりや在庫の振り分けなど、管理業務に時間がかかってしまいます。
一方、一元管理することで窓口を一本化することができるため、業務効率が向上し、業務負荷を軽減することができます。
このように、BtoB、BtoCそれぞれで物流拠点を構えるのではなく、拠点を集約し在庫を一元管理することで、物流コストの削減が期待できるだけでなく管理の負荷も軽減することができます。
物流のアウトソーシングを検討している場合は、BtoB、BtoCの保管・発送業務を同一拠点で行うことができる業者に委託すると良いでしょう。
鈴与の3PLサービスの強み
鈴与は、長年にわたるBtoBセンターの運営実績に加えて、豊富なBtoCセンターの運営実績により、BtoB・BtoCの在庫を同一拠点で一元管理することが可能です。
自社開発のWMS(倉庫管理システム)
鈴与はWMSを独自で開発しており、BtoB、BtoCの在庫の一元管理を実現しています。誤出荷を防ぐためのピッキング・検品機能や、ロットや賞味期限などの属性管理、出荷予定・引当済みなどの細かいステータス管理にも対応し、在庫管理精度・出荷精度を向上させ、BtoB、BtoC物流ともに高品質な物流サービスを提供しています。
また、お客さま側でリアルタイムに入出荷・在庫状況を確認できる仕組みを提供しています。PC・スマートフォンからいつでも在庫状況をご覧いただけるため、倉庫への問い合わせの手間を省くことができます。
全国約140の拠点ネットワーク
鈴与は全国に約140ヵ所の倉庫拠点・物流センターを保有しています。お客さまの物流データをもとに、鈴与独自の最適立地シミュレーションにより分析を行い、お客さまの物流の特徴を加味した上で約140カ所の拠点から最適な物流拠点をご提案いたします。
鈴与の最適立地シミュレーションに関しては以下のコラムでもご紹介しています。
▶コラム:物流コスト削減のヒントは拠点立地の見直しにあり?!
高品質な物流サービスを提供
鈴与は全国の拠点で作業手順書やマニュアルを作成し、作業スタッフへ教育をしっかり行うことで、作業標準化に取り組んでいます。安全と品質に徹底的にこだわり、高品質な物流サービスを提供しています。
また、物量が急激に増えるなど物流波動が生じても、各拠点間で作業スタッフを調整するなど品質を落とさない体制を構築し、お客さまの事業・売上拡大を支援しています。
鈴与の3PLホームページでは、さらに詳しく鈴与の3PLサービスの強みをご紹介していますので併せてご覧ください。
物流のアウトソーシングを検討している方、販路の拡大に伴って自社の物流の見直しを検討している方はぜひ鈴与にご相談ください!
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