2023.10.05
- 2024年問題
- 3PLソリューション
2024年問題に対する鈴与のソリューションをご紹介します!
2024年問題への対策として、輸送方法の見直しをお考えの方は多いと思いますが、倉庫拠点の見直しや複数拠点化によってリードタイムを短縮することも2024年問題への対策となります。今回は、鈴与がご提供する2024年問題のソリューションをご紹介します。
下記資料も併せてご覧ください!
▶資料:2024年問題の検討状況と課題について
物流の2024年問題と荷主企業への影響
2024年問題とは、働き方改革関連法により2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称のことです。
トラックドライバーの労働時間が制限されることに伴い、物流費の値上がりや輸送距離が制限されること考えられます。
現状、長距離輸送が必要でドライバーの長時間労働が発生している場合、輸送方法の見直しや物流拠点の見直しなどを早急に行わなければ、自社製品をこれまでのようには運べないという事態に陥ってしまいます。
しかし、現状を見直すことで対策ができる部分もあります。
今回は2024年問題に対応し、持続可能な物流体制を構築する鈴与のソリューションをご紹介していきます。
▶資料:2024年問題とは?
2024年問題のソリューション①倉庫拠点の見直し
倉庫拠点を見直すことで2024年問題の対策に繋がります。
(1)食品・日用品物流|サブデポ
サブデポとは、納品先の近隣に配送拠点を設けることにより、安定的かつ持続可能な配送体制の構築を可能とするサービスです。
納品先と物流拠点がかなり離れているお客さまにとって、納品先の近くに配送拠点を別途設けることは配送リードタイムの削減に繋がります。
また、2024年問題の解決に繋がるだけでなく納品時のダメージを軽減できるなどさまざまなメリットがあります。
メインの物流拠点をすぐに見直すことは考えていないというお客さまにとっても、サブデポの導入はリードタイムの削減など物流を最適化する一つの手段と言えます。
鈴与が行ったアンケート調査においても、半数以上の企業が在庫の複数拠点化に興味があると回答しています。
コラムと併せて資料もご覧ください!
▶資料:2024年問題に対する検討状況と課題について
(2)最適立地分析
メインとなる倉庫の立地を見直すことも2024年問題への対策として有効です。
例えば、現在の拠点を決定した当時と比べてEC・通販の取り扱いの割合が大きくなっているなど、現状の事業状況と立地が合致していない場合、配送コストが増加するだけでなく、今後は2024年問題により現状のリードタイムがさらに増加してしまうことが懸念されます。今後の事業方針と併せてメイン拠点の見直しをすることで、リードタイム短縮に繋がり、現状のサービスレベルを維持しながら商品の供給ができます。
鈴与は、お客さまから受領したデータを基に、独自のシミュレーションシステムを使い、配送コスト・保管コストと納品リードタイムがともに最適となる拠点立地を分析、全国140カ所の拠点からご提案します。
また、各拠点では、機械化・省人化に取り組み、高品質な物流サービスを持続的に提供できる体制を構築しています。
2024年問題のソリューション②輸送方法の見直し
続いて、鈴与の国内輸送サービスによる2024年問題のソリューションをご紹介します。
(1)中継輸送の導入
中継輸送は、輸送行程を複数のドライバーで分担、中継地点でトレーラーシャーシを交換するため、ドライバーの労働負荷を軽減しつつ長距離輸送への対応が可能です。ドライバーが1日に往復できる距離を無理なく組み合わせる中継輸送は、全国に拠点を有する鈴与だからこそできる輸送方法です。
鈴与はさまざまな発着地の中継輸送に柔軟に対応するため、引き続き中継拠点の拡充を進めており、今後、静岡県裾野市・藤枝市にも中継拠点の新設を予定しています。
▶資料:貸切輸送サービス紹介
(2)フェリー輸送の導入
フェリー輸送では、シャーシのみを切り離して輸送する無人航送を行います。ドライバーはフェリーには乗船せず、集荷から乗船港、下船港から配送先までの輸送を行います。
陸上での長距離輸送と比較してドライバーの労働時間を削減できることが最大のメリットと言えます。鈴与は北海道から九州まで全国の航路に対応しています。
▶資料:フェリー輸送サービス
(3)内航コンテナ船の導入
鈴与は、JR貨物やフェリー輸送での輸送が難しい危険物や再生資源、バラ貨物などの長距離輸送に対応した「はこ廻船サービス」を提供しています。はこ廻船サービスではコンテナ船を利用し、輸送の大部分を海上輸送で無人航送するため、2024年4月以降も安定して長距離輸送に対応可能です。
2024年問題のソリューション③共同配送の活用
共同配送とは、複数の荷主の商品を積み合せて配送することにより、効率的な配送を実現する輸送方法です。
共同配送を利用することで、各荷主が別々に手配している車両台数を削減することができ、さまざまな納品条件への対応が可能です。
鈴与では、食品や雑貨などの共同配送サービスを提供しています。 また、関東エリアや中京エリアに食品専用の物流センターを構えており、食品配送サービスと組み合わせた食品配送型DCのご提案も可能です。2023年6月に小牧物流センター2号棟が稼働、2024年1月には厚木物流センターが稼働開始しました。
食品専用センターに限らず、第2章でご紹介したサブデポと食品配送サービスとの組み合わせによるご提案も行っており、持続可能な配送を実現しています。
▶サブデポサービスページ
今回ご紹介した鈴与のソリューションはどれも2024年問題への対策になるだけでなく、環境負荷の軽減にも繋がります。
人手不足への対策やコンプライアンスへの対応、環境への配慮も求められる中で、物流を最適化することはますます重要になっています。
自社物流に課題を感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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