2022.04.19

  • 化粧品物流

サロン専売化粧品とは?転売対策も解説します!

専売化粧品のイメージ画像

特定の販売店でしか購入することのできない専売品の化粧品。メーカーやディーラーと契約を結んだ特定の販売店でしか購入することが出来ないはずですが、実際にはEC・通販サイトやフリマアプリ等で多くの商品が転売されています。
今回は、専売品の転売についての現状と転売対策をご紹介いたします。
▶資料:化粧品物流サービス紹介

サロン専売化粧品とは?

サロン専売化粧品とは、メーカーやディーラーと契約を結んだ美容室・サロン・クリニックや、特定の販売店・販売員を通してのみでしか購入することのできない製品のことです。市販されている製品よりも、使用の目的が多岐にわたり、配合成分も市販品とは異なるという特徴もあります。
例えば、シャンプーであれば市販の製品の大きな使用目的は「洗浄」になると思います。しかし、サロン専売品の製品は、1人1人の髪の悩みを解決することを目的としており、個人の髪質やカラーリング、パーマの状態も含めて、プロの美容師がお客さまに合った製品を提案・販売しています。

専売化粧品は、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア用品だけではなく、美顔器や化粧品など多種多様な商品が扱われています。 市販品に比べ高価なものが多いですが、自分の目的や悩みに合った商品を購入できるメリットがあります。

専売品転売の実状

では、専売品転売の実状はどのようになっているのでしょうか。
本来であれば、美容室やサロン・クリニック等や販売店でしか購入することのできないはずの専売品ですが、実際には公式ではないEC・通販サイトやフリマアプリなどで多くの商品が転売されています。

基本的に商品の転売自体は違法行為ではなく、誰でも小売店やネット通販で特定の製品を仕入れ、第三者に又売りすることができてしまいます。*
また、転売される場合の多くは正規販売価格よりも安く販売されていることも、専売品を取り扱う側にとっては大きな問題ではないでしょうか。
そして本来必要であるカウンセリングやアドバイス無しで製品が販売されているということは、製品の品質やブランドイメージの低下や値崩れにも繋がり、自社商品の売上に悪影響を及ぼしかねません。

*法律で規制されているチケットなどの禁止品目や、各EC・通販サイトやフリマアプリでの出品規制品の転売は違法行為になります。

専売品の転売対策

では、専売品の転売に対してどんな対策が出来るのか。
ここでは、鈴与の物流システムを使った転売対策の1つをご紹介します。

トレース機能をもったWMSの活用

鈴与のWMS(倉庫管理システム)には製品のロット・シリアル番号をトレース(追跡)する機能があります。
この機能を利用することで、納品先毎にどの製品のどのロット・シリアル番号を出荷したのかということを追跡することが可能です。もし、製品の転売が発覚した場合、どの納品先に出荷された製品なのか追跡が出来るため、転売元を特定することが可能になります。

もちろん、このトレース機能は専売品に限ったものではありません。ロット・シリアル番号のトレース機能を活用すると製品の納品先を特定できますので、転売対策以外にも、製品のアフターサービス(購入後のお問い合わせや部品の交換の際に利用)やリコールの際に利用されているお客さまもいらっしゃいます。
トレーサビリティに関しては以下のコラムで詳しくご説明しています。
▶コラム:トレーサビリティとは?種類やシステム導入のメリット、鈴与のWMSをご紹介します

鈴与では、スキャナ等のデジタル機器を使ってロット・シリアル番号を読み込み、納品先への紐付け・データの確認もWMSにて管理されます。今まで手入力で管理を行っていたお客様も、この機能を使用することで入力ミスを防ぐことができ、作業時間も短縮できますので業務負荷も軽減されます。

他にも、鈴与ではこれまで多くの専売品のお客さまのお取り扱いの実績がございますので、お客さまの販売形態や製品に合わせた転売対策のサービスをご紹介いたします。お客さまのご要望に合わせて機能を付け加えることも可能です。
自社製品の転売にお困りの場合や、今後専売品の取り扱いを検討されているお客さまは、まずはお気軽にお問い合わせください。化粧品物流サービスとあわせて、転売対策についてもご提案させていただきます。
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▶資料:化粧品物流アウトソーシングのポイント

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