2024.04.30

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メキシコで倉庫拠点をお探しの方必見!シラオに新倉庫をオープンしました!

メキシコ・シラオ倉庫の外観

現在、北米地域の製造拠点としてメキシコが注目を集めている状況をご存じでしょうか?
隣国アメリカのインフレや米中貿易摩擦などの影響を受け、多くの企業で調達や生産のメキシコ移管が進むなど、製造拠点を消費者の近くに設置するニアショアリングの有望な候補地として、大きな注目を浴びています。そのような状況の中、鈴与は2024年4月、メキシコ・シラオ市に同国3ヵ所目となる倉庫をオープンしました。今回は、新倉庫の概要とメキシコの物流サービスについてご紹介します。

メキシコ・シラオ倉庫の概要

所在地   :グアナフアト州シラオ市・プエルトインテリオール工業団地内
      SKYPLUSパークISK-09 Av. Mineral de 5 Señores #100, Int.113, Parque Santa Fe IV, Puerto Interior, Silao, Guanajuato,       36275, Mexico🏴マップ
営業開始日 :2024年4月
所管面積  :7,500㎡(当社賃借部分)
取扱商材  :一般品、危険品(一部例外あり)
       *危険品の取り扱いに関する詳細は鈴与までお問い合わせください。
セキュリティ :24時間警備員が常駐。敷地内に監視カメラ、外部との境界に柵(上部に電気有刺鉄線)を設置することで万全なセキュリティ体制を 
      確保
システム  :鈴与独自のWMS(倉庫管理システム)であるSuzuyo Cargo Masterを導入し、入荷から配送まで一元管理を実施
      *WMSに関しては下記コラムでご紹介しています。
       ▶コラム:
物流システムで物流管理業務の負荷軽減と効率的な倉庫管理を実現!

メキシコを取り巻く環境の変化

メキシコ中部に位置するシラオ市はメキシコの中心という立地の良さから近年活発に開発が進んでおり、シラオ市が位置するグアナフアト州には自動車メ-カーをはじめとした日系企業も多く進出しています。

従来は、メキシコに拠点を保有する自動車系サプライヤーの多くが自社スペースなどを利用し製品保管を行っていました。一方で、昨今ではメキシコ国外に輸出する自動車の生産需要の高まりを受け、多くの企業において生産スペースの拡大が急務となり、自社スペースのみでは製品の保管が難しくなっているため、外部倉庫利用のニーズが非常に高まってきています。

また、ニアショアリングにより多くの企業で調達や生産の拠点を北米地域最大の消費地であるアメリカの隣国メキシコに移す動きが進んでおり、メキシコは対米輸出で2023年上半期には長年首位であった中国を上回り1位となるなど、アメリカ向けの輸出製造拠点として非常にホットなエリアです。また、シラオ市が位置する中部地域だけでなく、アメリカとの近さから国境付近の北部エリアにも多くの企業が新たに進出しています。
加えて、アメリカ物価高に伴う生産拠点などの国外移転やUMSCA(米国・メキシコ・カナダ協定)によるメキシコとアメリカ間での貿易の優遇税率適応により、ニアショアリングの動きを加速させています。

シラオ倉庫の強み

①利便性の高い立地

メキシコ中部のグアナフアト州エリア最大のプエルトインテリオール工業団地内にあり、国際貿易の窓口であるマンサニージョ港まで車で約12時間程度の距離に位置しています。また、グアナフアト国際空港、シラオ鉄道ターミナルも近辺に位置し、周辺都市へのアクセスが容易です。

シラオ倉庫の立地を示す地図            引用元:Googleマップ

②コンテナ延滞料発生リスク低減

マンサニージョ港からサプライヤーが多く位置するアメリカ国境付近の北部地域までコンテナの輸送を行うと、空コンテナを港に返却するまで通常3~4日かかってしまいます。一方で、シラオ倉庫までコンテナを輸送し返却を行う場合は最短で翌日からの返却が可能となるため輸送日数を短縮することができ、コンテナ延滞料発生のリスク低減に貢献します。

マンサニージョ港からシラオ倉庫とアメリカ国境付近へのコンテナ輸送にかかる日数を比較した図            引用元:Googleマップ

③貨物盗難リスクの低減

メキシコでは貨物輸送時の盗難被害が多く、時にはトラックごと乗っ取られてしまうこともあるほどです。シラオはメキシコ中部に位置しており、メキシコ各地への日中走行が可能となるため、被害がとりわけ多い夜間の走行による道中での貨物盗難のリスクが低減されます。

④商品保管コストの削減に貢献

アメリカ国境付近の北部エリアは、アメリカのインフレの影響を大きく受けるため賃料や人件費がメキシコ国内の他エリアに比べて高く、倉庫での商品保管や輸送コストがかさむ傾向にあります。そのため、より賃料・人件費が安価なグアナファト州での倉庫利用により、お客さまの商品保管および輸送のコスト低減に貢献します。

鈴与のメキシコ物流サービス

鈴与は2012年にメキシコ中西部・アグアスカリエンテス市に現地法人を開設、2017年にメキシコ中部・シラオ市に支店を設置しました。現地ではDC・倉庫サービス、国際輸送サービスをはじめとする物流事業を展開しています。シラオ市に新たにオープンした倉庫だけでなく、アグアスカリエンテス地区にも倉庫を2棟保有し、お客さまのニーズに合わせて商品保管エリアの選定ができます。

また、倉庫での保管だけでなく輸出入通関~顧客への配送までワンストップサービスのご提供が可能です。設立10年以上の豊富な経験と、米国UPS社との戦略的提携、鈴与の海外拠点を通した広範囲なネットワークを活かし、お客さまの物流ニーズに応じて最適なサービスを幅広くご提案します。

▶鈴与のメキシコ物流サービスページ
▶国際輸送・輸出入サービスページ

メキシコ・シラオ市の新倉庫、またメキシコの物流サービスにご興味がある方は是非お気軽に鈴与までご相談ください。

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