2023.11.20
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省エネ法の改正内容と省エネ、CO2排出量削減に繋がる物流サービスをご紹介!
省エネ法が4月に改正されました。今回は省エネ法の改正内容と物流分野がどのように関連するのか、また物流における省エネルギー化・CO2排出量削減のためのサービスをご紹介します。
輸送におけるCO2排出量の削減に繋がる輸送サービスが知りたい方はぜひご覧ください!
省エネ法改正のポイント
省エネ法は、一定規模以上(原油換算で1,500kl/年以上使用)の事業者にエネルギーの使用状況などに関する定期的な報告、省エネへの取り組みやその計画の策定を求める法律で1979年に施行されました。
複数回の改正を経ており改正省エネ法とも呼ばれ、直近では2023年4月1日に改正されました。
今回の法改正により石油、天然ガス、石炭などのいわゆる化石燃料、それらによる熱、電気に加え非化石エネルギーが新たに報告対象に加わりました。主な非化石エネルギーは水素、アンモニアですが、廃タイヤ、廃プラスチックも含まれ、化石エネルギーから非化石エネルギーへの転換が求められます。
また、2018年の改正では、荷主の定義が「貨物の所有者」から、「貨物の所有者+契約等で輸送の方法等(日時、場所、輸送モード)を決定する者」に変更され、EC事業者などの今まで荷主扱いではなかった事業者も対象になりました。
各対象者の条件は以下の表をご覧ください。
※エネルギー使用者への直接規制の内容
▶参考:省エネポータルサイト 省エネ法の概要|経済産業省 資源エネルギー庁
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省エネ法における物流の位置づけ
省エネ法は、貨物分野においては、貨物輸送事業者に発注する立場、すなわち直接エネルギーを使用する主体でない荷主に対しても、省エネルギー計画の策定、エネルギー使用量等の報告などの取り組みを求めることとしています。
これは、モーダルシフトによる鉄道の船舶の利用、共同輸配送等の取り組みが、荷主による主体的な関与があって初めて可能となるものであり、貨物輸送事業者と荷主との連携を促すことが省エネルギー対策を推進するうえで有効と判断し、荷主に対しても世界に先駆けて省エネルギーの取り組みを求めることとしたものです。
鈴与は陸送からフェリー輸送へのモーダルシフトや共同配送など環境にも優しいグリーン物流を推進しています。
グリーン物流については以下のコラムで詳しくご説明しています。
▶コラム:グリーン物流とは?物流業界のSDGsでCO2削減!\鈴与は環境配慮輸送という名称でグリーン物流に取り組んでいます/
資料:環境配慮輸送とは -
省エネとCO2排出量削減に繋がる物流サービスのご紹介
この章では、省エネとCO2排出量削減に繋がる物流サービスをご紹介します。
物流における省エネやCO2排出量削減を推進したいという方はぜひご参考にしてください
(1) フェリー輸送サービス
フェリー輸送サービスを導入し、陸上輸送から海上輸送に切り替えるモーダルシフトにより、CO2排出量の削減を実現します。フェリー輸送におけるCO2排出量は、陸送と比べて40~75%の削減効果が期待できます。
海上輸送部分はドライバーが乗船しないため、コンプライアンスを遵守した長距離輸送も実現できます。
フェリー輸送について詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。
(2)食品配送サービス
食品メーカーなど複数荷主の商品を、鈴与の配送センターを経由し、納品先ごとにまとめて配送するため、
中小ロットの製品輸送における効率化を実現します。
加工食品に特化した配送網で多様な納品条件にも対応可能なサービスです。
鈴与は環境配慮輸送と称して、ご紹介したようなサービスで、お客さまの輸送におけるCO2排出量を削減を実現しています。
環境配慮輸送の導入の流れについては以下の資料で詳しくご説明しています。
今回ご紹介した事例とは違う事例も掲載していますので、ぜひご活用ください。
鈴与が提供しているグリーン物流は、輸送の効率化や輸送台数削減により、CO2排出量の削減だけでなく、コンプライアンスを徹底した輸送も実現するため、2024年問題の解決にも繋がります。
お客さまのさまざまな課題を複合的に解決する最適な輸送提案をしますので、グリーン物流に興味を持っていただけた方、現状の輸送に課題をお持ちの方はぜひ一度お問い合わせください。
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