2023.05.18

  • 輸送用語

チャーター便に適している商材や物量は?混載便との違いも解説!

4t車からトレーラーまで豊富な車両が並ぶ画像

製品の輸送方法のひとつであるチャーター便は、輸送方法はシンプルですが、利用に適している商材や物量があります。
今回はチャーター便と混載便の違いやチャーター便のメリット・デメリットをご紹介しますので、輸送方法の検討にお役立てください。
また、鈴与の扱っているチャーター便、「貸切輸送サービス」で提供しているソリューションもご紹介します。

チャーター便とは?混載便との違いは?

チャーター便とは、車両丸々1台をチャーター、貸し切りする輸送方法のことです。そのため、貸切輸送とも呼ばれます。
1荷主の製品のみを積載し出発地から目的地まで直接お届けする輸送方法で、混載便と比較して時間指定や輸送品質、積載方法において、お客さまのニーズに合わせて自由に設定できる点がチャーター便の特長です。

混載便とは、1台の車両に複数荷主の製品を一緒に積載して運ぶ輸送方法です。正式には、「特別積み合わせ貨物運送」という名称で、私たちの身近なサービスとしては宅配便が該当します。

チャーター便のメリット

では、チャーター便の利用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

(1)日時を指定しやすい
複数荷主の製品を積み合わせる輸送の場合、他の荷主と調整する中で時間指定ができないケース、先に向かった納品先で発生した待機時間の影響で遅延が生じるケースがあります。
チャーター便は1社の製品のみを積載するため、納品日・納品時間が指定可能です。納品時間指定が厳しい納品先については、貸切輸送の利用が適していると言えます。

(2)輸送品質を担保できる
チャーター便は1社の製品のみを輸送するため、積載する荷物の形状や大きさに応じて積み方、積載後の固縛などを工夫することが可能です。
また、混載便と異なり輸送途中の積替作業をすることなく納品先に直接お届けするため、積替作業に伴うダメージのリスクを軽減できます。
壊れやすい製品や形状が特殊な製品などを取り扱っている場合、チャーター便の利用が適していると言えます。

チャーター便のデメリット

一方で、チャーター便を利用する際にはデメリットもあります。それは、小ロット製品の輸送には向いていないという点です。
チャーター便では、荷台スペースに空きがあっても車両1台分の運賃がかかります。小ロットの製品を輸送したい場合、路線便のように輸送量に合わせた料金設定になっていないことが多いため、運賃が割高になることは留意しておくべきポイントです。

チャーター便と混載便の違いを以下の表にまとめました。

チャーター便(1車貸切) 混載便(複数社積み合わせ)
輸送品質 〇 破損リスク低い 輸送時、積み替え時に破損リスクあり
日時指定 〇ピンポイントで設定可能 他荷主との調整で制約あり
料金設定 小ロットの場合、割高 〇 物流に合わせて調整可

鈴与の貸切輸送サービス

鈴与では、チャーター便を取り扱う貸切輸送サービスをご提供しています。
お客さまの商品特性や物量に合わせて、小口からトレーラーまで多種多様な輸送に対応しています。
納品時間の指定や納品方法まで、細かな輸送条件に柔軟に対応可能であることに加え、豊富な車両ラインナップから、最適な車両を選定して、安全・確実な輸送を実現します。

今回は、貸切輸送サービスをご検討されているお客さまからよく聞くお悩みと、お悩みを解決する鈴与のソリューションをご紹介します。

お悩み(1)輸送を効率化したい
ソリューション:積載量向上と車両台数削減で輸送を最適化します
鈴与のトレーラー保有台数は業界トップクラスとなっています。トレーラーを活用した一括大量輸送で、効率的な輸送をご提案します。
低床トレーラーや27t積載トレーラーなど、豊富な車両ラインナップからお客さまの商品特性や物量に合わせた最適な輸送提案が可能です。
車両1台当たりの積載量の改善や、輸送台数の削減といった輸送効率化を実現します。

お悩み(2) 2024年問題に対応したい
ソリューション: スイッチ輸送で長距離輸送のコンプライアンスを徹底した運行を実現します
日帰り勤務が可能となる鈴与の貸切輸送サービスのひとつである「スイッチ輸送」はドライバーの労働負荷軽減やコンプライアンスに対応した輸送を実現する上で有効な手段となります。当社は、トレーラーやスワップボディ車を活用したスイッチ輸送を推進しています。ドライバーが1日に往復できる距離を無理なく組み合わせるスイッチ輸送は全国に拠点を有する鈴与だからこそできる輸送です。

スイッチ輸送のイメージ画像

貸切輸送サービスのその他のソリューションは以下のサービスページでも詳しくご説明しています。
▶貸切輸送サービスはこちら

また、モーダルシフトであるフェリー輸送も、輸送距離の大部分を船舶を利用した無人航送により、長距離輸送における2024年問題への対応に有効な手段となります。
フェリー輸送についての詳細は、鈴与のフェリー輸送ページをご参照ください。
▶フェリー輸送サービスはこちら


鈴与はお客さまが取り扱う製品や物量に合わせた最適な輸送サービスのご提案により、お客さまの課題を解決いたします。
宅配便業者を活用した配送についても、DC倉庫の物流サービスと併せてご提案しています。
今の輸送方法が適しているか不安な方や、現状の輸送に課題をお持ちの方はぜひ一度お問い合わせください。

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