2023.10.24
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中継輸送のスイッチポイント(中継拠点)を活用した取り組み例をご紹介します!

2024年問題の解決策として中継輸送の導入があります。長距離輸送の中間地点となるスイッチポイント(中継拠点)を上手く活用することで、コンプライアンスを徹底した輸送や輸送力の安定確保を実現することができます。
鈴与のスイッチポイントとなる拠点の紹介、スイッチポイントを利用した取り組みも紹介していますので、2024年問題の解決策に興味がある方はぜひご覧ください!
中継輸送のスイッチポイント(中継拠点)とは?
中継輸送とは、1つの行程を一人のドライバーが輸送するのではなく、複数人のドライバーで分担する輸送です。集荷エリアと納品エリアの中間地点にスイッチポイント(中継拠点)を設け、ここで輸送を引継ぎます。
中継輸送には、スイッチポイントでドライバー交代のほか、貨物を積み替えや、シャーシ(荷台部分)を交換によって輸送を継続する方法があります。
中継輸送や方式について詳しく知りたい方は以下のコラムをご覧ください。
▶コラム:中継輸送とは?4つの方式をご紹介します。2024年問題の解決にも!
鈴与のスイッチポイント~新設拠点もご紹介します~
鈴与は本社が所在する静岡県内を中心にスイッチポイントを多数構えていますが、さまざまな発着地の中継輸送に柔軟に対応するため、スイッチポイント(中継拠点)の拡充を進めています。
鈴与の中継拠点
(東北エリア) 宮城県仙台
(関東エリア) 茨城県つくば・結城、栃木県宇都宮、埼玉県加須、神奈川県厚木
(静岡エリア) 裾野・富士宮・富士・静岡・藤枝・磐田・都田
(その他中部) 愛知県 名古屋・小牧
(近畿エリア) 滋賀県 蒲生

新設拠点のご紹介
2023年夏に新設した拠点をご紹介します。
藤枝物流センター(静岡県藤枝市)
2023年9月11日、静岡県焼津市(旧大井川町)から藤枝市に営業所を移転、新たにスイッチポイントを併設しました。
概要
◆所在地:静岡県藤枝市高田993-1
◆取扱貨物:食品
◆保有車輛:トレーラー、大型車、中型車
◆倉庫スぺース:1,949坪
特長
東名高速道路・焼津IC、新東名高速道路・藤枝岡部ICから至近に立地。
倉庫を併設しており、静岡県内への食品配送を主体とした拠点であるためTC(トランスファーセンター)としても活用できます。
裾野営業所(静岡県裾野市)
2023年7月1日、裾野営業所を新設しました。
概要
 ◆所在地:静岡県裾野市金沢118-26
 ◆取扱貨物:一般雑貨(飲料、食品関係)
 ◆保有車輛:トレーラー
特長
東名高速道路・裾野IC、新東名高速道路・長泉沼津IC、御殿場ICから至近に立地。裾野に中継基地を構えることで、従来と比べて北関東エリアを広範にカバーできるようになります。
今回ご紹介したエリア以外にも、静岡県内を中心に複数の中継拠点を構えることで、多様な発着地、距離帯に対して、中継輸送をご提案できる体制を構築しています。
▶鈴与の拠点資料をダウンロードする
スイッチポイントの活用例:静岡県内混載輸送
前章でご紹介した藤枝物流センターの活用例をご紹介します。
下図のように、関東・中京の工場や倉庫から静岡県の納品先に複数納品先を行っている場合、2024年に時間外規制が強化されると、1台のトラックが輸送できる納品件数が制限されるため、輸送に要するトラックを増やす必要があります。

このような課題の解決に繋がる、藤枝物流センターの活用例を紹介します。
取り組み例1:TC運用(幹線輸送+2次配送)
①関東エリア/中京・関西エリアからトレーラーを活用し藤枝物流センターまで幹線輸送

②藤枝物流センターの荷捌きスペースを活用し、納品先別に荷揃え
③静岡県内の食品/日用雑貨配送車両を活用し、納品先へ配送

取り組み例2: DC運用(幹線輸送+仮置き+2次配送)
①関東エリア/中京・関西エリアからトレーラーを活用し藤枝物流センターまで幹線輸送
北海道/九州エリアからトレーラーを活用しフェリーにて藤枝物流センターまで幹線輸送

②藤枝物流センターにて一時仮置きし、オーダーに合わせて荷揃え作業
➂静岡県内の食品/日用雑貨配送車両を活用し、納品先へ配送
この2つの取り組み例では、藤枝物流センターを中継することで、従来、複数箇所納品を行っていた輸送を1ヶ所納品に切替えることができます。また静岡県内の食品/日用雑貨配送便を活用できるため、中小ロットの輸送に対応可能です。
鈴与の中継輸送サービスでは、スイッチポイントを利用した中継輸送だけでなく、近隣エリアの貨物とのマッチングによる混載輸送、物流センターの機能を活かした提案など、幅広い提案が可能です。
▶資料:貸切・中継輸送サービス
鈴与は、荷主さまの課題を解決する最適な輸送提案をしますので、中継輸送に興味を持っていただけた方、現状の輸送に課題をお持ちの方はぜひ一度お問い合わせください。
▶鈴与に相談する
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