医療機器の洗浄評価におけるタンパク質定量分析サービス

*2 OPA（O-Phthalaldehyde）法：タンパク質のアミノ基を利用した定量分析方法
*3 BCA（Bicinchoninic Acid）法：タンパク質による銅イオンの還元反応を利用した定量分析方法

鈴与のタンパク質定量分析サービス

「医療現場における滅菌保証のガイドライン2021」（一般社団法人日本医療機器学会）^*4において、残留汚染物はタンパク質の定量法(OPA法、BCA法、CBB法)で評価を行うと記載されています。鈴与はこの定量法のうち、OPA法またはBCA法にてタンパク質定量分析を実施しています。 鈴与御殿場プラントにおいては、洗浄品質を評価するためのテストデバイスを使用した定量分析サービスと、臨床使用済み医療機器の洗浄品質を評価するための定量分析サービスの2種類をご用意しています。

テストデバイスを使用した定量分析サービス

羊血を定量塗布した止血鉗子（テストデバイス）を用いて洗浄後のタンパク質を定量分析するサービスです。

活用例として
・洗浄装置や洗浄剤の開発メーカーさまにおける洗浄品質のチェック
・洗浄装置導入時の洗浄品質のチェック
・医療機関の中央材料室で実施している洗浄品質のチェック
（定期チェック、作業者交代時など）
・洗浄委託先の洗浄品質のチェック
・医療機器の製造販売業さまでの自社製品の洗浄品質のチェック
などが挙げられます。

◆テストデバイスを使用した定量分析サービスの流れ

臨床使用済み医療機器の洗浄品質を評価するための定量分析サービス

臨床使用後の医療機器を用いて、洗浄後のタンパク質を定量分析するサービスです。弊社社員が現地に赴き、洗浄後の医療機器から残存するタンパク質を抽出して分析いたします。

活用例として
・洗浄装置または洗浄剤を変更したときなどの洗浄品質のチェック
・医療機関の中央材料室で実施している洗浄品質のチェック などが挙げられます。

◆臨床使用済み医療機器の洗浄品質を評価するための定量分析サービス
*4 医療現場における滅菌保証のガイドライン2021：一般社団法人 日本医療機器学会

サービスご利用にあたっての注意事項

ISO 15883に準拠した分析の実施には、以下ご対応いただく必要があります。
・熱水消毒前に装置を停止させる
・洗浄後、デバイスを遅滞なく乾燥させる
上記ご対応が難しい場合、分析値は参考値となります。
受託内容や認定マークの記載により費用が異なりますので、まずは一度鈴与へご相談ください。

※下記の「鈴与に相談する」をクリックして表示される入力項目には、本サービスに該当する選択肢がございませんので、下記項目については以下のようにご入力下さい。
・取扱商材　　　 ：「その他」を選択
・お問合せの背景 ：「新規で物流アウトソーシングを始めたい」を選択
・現状の物流課題 ：「その他」を選択し、"タンパク質の定量分析サービス"と入力