2022.11.15

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医療機器における物流アウトソーシング市場ーアウトソーシングの進め方もご紹介!

パソコンとグラフのイメージ画像

「医療機器物流と3PL」のコラムでは、医療機器の分野でも近年は経営資源の集中戦略として、物流業務を外部の3PL業者に委託するケースが多くなっているとご紹介しましたが、実際のアウトソーシング市場はどのように推移しているのでしょうか。
▶コラム:医療機器物流と3PLー医療機器物流の特徴とは?
▶資料:医療機器物流アウトソーシングの手引き

物流アウトソーシングに関する市場調査

Report Oceanが発行したロジスティクスアウトソーシングの市場に関するレポートでは、世界の物流アウトソーシング市場は、2021年に約9,852億米ドルと評価され、予測期間2021-2027年には4.9%以上の健全な成長率で成長すると予想されています。

世界的にアウトソーシング市場が大きくなっている中、日本の市場はどのように推移しているのでしょうか。
矢野経済研究所では、国内の医薬品・医療器材物流アウトソーシングビジネスについて調査し、市場規模や参入企業動向、将来展望について公表しています。

調査概要については以下の通りです。

  • 調査期間: 2021年11月~2022年1月
  • 調査対象: 物流関連企業
  • 調査方法: 当社専門研究員による直接・オンライン面談、ならびに電話・eメールによるヒアリング調査併用
  • 本調査における医薬品・医療器材物流アウトソーシングとは:医薬品メーカー・医療器材メーカーの製品出荷から卸業者向け納品に関する物流業務の代行サービスを指す。
  • 市場に含まれる商品・サービス:医薬品・医療器材メーカーの物流管理代行サービス

医療機器業界における物流アウトソーシング市場の推移

2011年度からの市場規模の推移を見ると、下のグラフの通り右肩上がりとなっており、年々増加していることが分かります。

医療機器の物流アウトソーシング市場の推移を示すグラフ

2020年度の市場規模(受託企業売上高ベース)は、前年と比較して3.8%増加しており、1,100億円となりました。
矢野経済研究所は、医薬品・医療器材等の出荷量および物流関連企業等への委託率の増加、委託業務範囲の拡大などが続いていることから、アウトソーシングサービスの市場は堅調な推移を示しているという見解を示しています。

医薬品や医療機器の業界内においては、6割以上の企業が物流のアウトソーシング・外部委託を行っていると言われており、物流のアウトソーシングが主流になってきていると言えるのではないでしょうか。

物流アウトソーシングの進め方

このように日本国内において医療機器の物流アウトソーシング市場が拡大しており、物流のアウトソーシング・業務委託を検討されている企業様も多くいらっしゃるかと思います。
では、具体的にどのような手順で物流アウトソーシングの検討を進めていけば良いのでしょうか。

鈴与では、以下7つのステップで物流アウトソーシングのご提案を行っております。

  1. 初回ヒアリング(メール・電話・WEB面談)
  2. 物流データ分析
  3. 見積提案
  4. 倉庫見学
  5. 成約・契約書締結
  6. 移管準備
  7. 業務開始

初回ヒアリングでは、業務委託する範囲や作業内容、必要なライセンスといった条件に加えて、現状の物流課題についてもお伺いさせていただきます。
さらに、お客さまの現状の物流データをいただき、その分析を通して、お客さまに最適なご提案をいたします。
具体的なアウトソーシングのイメージもお持ちいただけるように、実際に委託した場合の倉庫見学も行っております。
▶導入の流れ

はじめて医療機器物流のアウトソーシングをご検討している方には、薬機法のかんたんな解説も含めた資料をご用意しておりますので、ぜひご確認ください。

これまでの実績と経験から、取扱製品や条件にあわせて、最適な医療機器物流サービスをご提案・ご提供いたします。
医療機器物流に関して課題やお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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