2024.03.19
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九州域内での安定供給を実現したい方必見!リードタイム改善の方法とは

鈴与の福岡物流センターは博多港に近く、また配送ネットワークが充実しているため九州域内および周辺エリアへの安定供給を実現しています。
今回は、福岡物流センターを利用することで物流課題が解決された事例を中心に、福岡物流センターを利用するメリットをご紹介します。
また、長距離輸送が発生している方にとって、商品のダメージ軽減や2024年4月以降の納品リードタイム短縮・維持に繋がるソリューションも併せてご紹介します。
▶資料:福岡物流センター紹介
福岡物流センターの概要と特長
概要
・所在地 : 福岡県福岡市東区みなと香椎3-28-4 (MAP) 【交通アクセス】・所管面先 : 7,417坪 (1号棟:3,617坪、2号棟:3,800坪)
・庇長 : 1号棟16m、2号棟26m
・設備 : ドッグレベラー6基、エレベーター4基、垂直搬送機2基
・構造 : 鉄骨5階建て (倉庫4層) 1号棟 高床、 2号棟 低床
・取扱商材 : 食品、雑貨・日用品、通販、建築資材、自動車部品
・取得ライセンス:保税蔵置場(AEO届出)、危険品
【福岡物流センターの内観】
特長
①交通アクセスの良さ
博多港に近く、輸出入コンテナ貨物、本州とのフェリー輸送の取り扱いに好立地
②配送ネットワークが充実
貸切・積み合わせトラック輸送、路線便、共配便で九州及び周辺エリアをカバーする配送体制
福岡物流センターを利用するメリット
①九州域内への安定供給
調達先が九州の場合や九州域内に納品先がある場合、福岡物流センターへ大ロット幹線輸送で納品し、福岡から九州域内へ近距離配送することで①商品ダメージリスク軽減、②納品リードタイムの短縮、③物流コスト削減が期待できます。
2023年中にも宅配便の翌着エリアが縮小される動きがありましたが、2024年4月以降リードタイムがさらに延長する可能性が高くなっています。福岡物流センターをサブ拠点として利用することで、生産工場が関東にある場合でも、西日本・九州への翌着エリアを拡大させることができ、持続可能で安定した配送を継続できます。
▶コラム:納品リードタイムの削減で2024年問題のソリューションにも!
②配送コスト・CO2排出量の削減
大ロットでの幹線輸送と近距離の個別配送を組み合わせることによって、トータルの配送コスト削減や貨物破損リスクの削減に繋がります。路線配送料金の値上げも懸念されており、配送を効率よく行うスキームを構築することで将来的な配送コスト削減が期待できます。
鈴与はフェリー輸送の実績が豊富で、関東と関西で貨物をリレーするスイッチ輸送(中継輸送)も積極的に取り入れています。環境への配慮が求められる中、鈴与の輸送サービスと併せてご利用いただくことで、CO2排出量削減にも繋がります。また、フェリー輸送は災害に強く、安定した輸送体制を構築することができます。
▶資料:フェリー輸送サービス紹介
③BCP対策
九州に在庫を持つことは、災害発生時にも九州市場へ緊急対応できるなどBCP対策としても有効です。
近年、大雨特別警報の発令も相次ぎ、大雨をはじめとする災害による物流網寸断が増加しています。
長期的に西日本への供給が停止してしまうことのないよう、BCPの観点からも福岡物流センターを利用するメリットがあると言えます。▶コラム:物流BCP対策―BCP対策としての物流アウトソーシングと複数拠点化
▶資料:福岡物流センター紹介
課題改善事例
福岡物流センターを利用することで課題解決に繋がった事例を2つご紹介します。
①安定した調達スキームと生産性向上
<抱えていた課題>
九州の工場で全国のサプライヤーから資材・原料を調達しており、下記のような課題を抱えていた。
・配送遅延や長距離輸送のトラックが手配できず着日の調整が頻繁に発生
・バラ荷役によるダメージ発生
・トラック単位で荷受けをすることによって工場スペースが圧迫、また荷受け作業の負荷が大きかった
<福岡物流センターの利用で解決>
複数のサプライヤーからの調達を福岡物流センターに集約し、パレット化してトラックに積み合わせて必要なタイミングで工場に配送するスキームに変更したことで、下記のような課題解決に繋がった。
・配送遅延や着日の調整の必要性がなくなった
・パレット化し、トラックに合わせ積みをして工場に納品することで、ダメージが減り、工場での荷受け作業の負荷が軽減された
・サプライヤーにとっても、倉庫を利用することで大ロットでの輸送が可能となり、九州向けの安定した配送体制構築に繋がった
②商圏維持・拡大と物流コスト削減
<抱えていた課題>
九州にある主要取引先への配送を、関東からオーダーに応じた数量で配送を手配していたところ、利用している運送会社からリードタイム1日
延長の打診を受け、取引先からは難色を示されていた。
<福岡物流センターの利用で解決>
・九州へフェリーを利用し大ロットで輸送し、顧客オーダーに応じて倉庫から近距離配送することでリードタイムが維持でき商圏確保に繋がった
・取引先に対しても安定した配送体制の構築を高く評価していただき、取引拡大に向けたアピール材料となった
・大ロット輸送を組み合わせた配送スキーム変更により、オーダーごとの輸送と比較し約8.0%のコスト削減に繋がった
食品・日用品物流|サブデポ
①サブデポとは?
サブデポとは、納品先さまの近隣に配送拠点を設けることにより、安定的かつ持続可能な配送体制の構築を可能とするサービスです。
食品・日用品の納品におけるお客さまの課題を解決します。
②サブデポが解決する課題
以下のようなお悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
・納品先さまの時間指定に対応できない
・長距離輸送のリードタイムが長い
・納品時にダメージが発生している
現状は問題なくても、2024年4月以降も物流体制が維持できるか不安に感じていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
納品先さまの近くに配送拠点を構えて小口輸送を行うことで、集荷困難、遅延の解消、リードタイムの短縮、配送時の中継拠点でのダメージの削減など、食品・日用品物流でよく耳にする課題の解決が可能です。メインとなる倉庫に加えて配送拠点を構えることで、配送拠点に大ロットで商品を納品することができ、コンプライアンスを徹底しながら輸送の効率化、CO2排出量の削減にも繋がります。
▶食品・日用品物流|サブデポ
今回は福岡物流センターをご紹介しましたが、全国約140拠点の中からお客さまにとって最適な拠点でご提案させていただきます。物流に課題を感じていらっしゃる方はお気軽にご相談ください。
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