2024.03.11

  • お知らせ
物流現場における事故や作業品質の異常を未然に防ぐデータマイニングシステムを導入

当社は、物流現場における安全・品質の向上を図るため、ビジネスエンジニアリング株式会社(東京都千代田区、取締役社長:羽田 雅一氏)の自然言語解析技術を活用したデータマイニングシステムを導入しました。データマイニングシステムを活用することで、安全品質管理や現場教育に生かし、物流サービスの質を向上させていきます。

当社は2018年より、ビジネスエンジニアリング社が提供するiPad利用ソフトウェア「mcframe RAKU-PAD」を導入し、「ヒヤリハット」「事故報告」「リスクアセスメント」「巡視活動」をデジタル化し、全国にある当社の物流拠点に対し共有を図ってきました。全国から集まるデータを蓄積していく中で、類似する「ヒヤリハット」や「事故」が各拠点で発生していることや、現場管理者が立案する事故対策の精度に差が生じることで、それが事故発生率にも影響していることが分かりました。

現場作業における事故や品質の異常を未然に防ぐことを目的に、ビジネスエンジニアリング社のデータマイニングシステムを活用することで、これまで蓄積した大量のデータから有効な対策案を導き出し、安全・品質対策を的確かつスピーディーに立案、現場教育に生かしていきます。

当社は、今後も安全・品質向上への取り組みを通じて高品質な物流サービスを提供し、お客様に信頼いただける企業を目指していきます。

データマイニングシステムによって実現される事項

  1. 内容が類似している「ヒヤリハット」「事故報告」の帳票を検出・再発事象を確認し、予防策を提案する

  2. 「ヒヤリハット」「事故報告」への有効な対策事例を検出・他物流センターへ展開する

  3. 各帳票の内容や対策に頻出するキーワードから、その危険度を示唆する

  4. ヒヤリハットや事故の発生件数・割合について、事故予防~事故発生~事故対策の時系列に沿って把握する。また、作業者の経験年数別に把握する

経営企画室 企画広報チーム 広報担当