2023.05.24

  • お知らせ
単回使用医療機器(SUD)再製造事業における日本ステリとの協業開始について

Suzuyo_HUG_NihonStery.png当社とH.U.グループホールディングス株式会社(代表執行役社長:竹内 成和、本社:東京都新宿区)の連結子会社である日本ステリ株式会社(代表取締役社長:酒井 一也、本社:東京都港区、以下「日本ステリ」)は、このたび、単回使用医療機器(一回限り使用できることとされている医療機器、以下「SUD」:Single Use Device)廃棄物の削減、および再製造製品の利用による医療費の抑制を目的として、SUDの再製造事業における協業に向け、再製造プロセスの検証を開始することをお知らせします。

我が国では、2017731日にSUD再製造事業に関する制度が創設され、医薬品医療機器等法に基づいて、使用済みのSUDを医療機関から収集し、分解、洗浄、部品交換、再組立て、滅菌等の処理を行い、再び使用できるように製造する事業が可能となりました。

当社は、SUD再製造事業に製造業者として参画します。静岡県御殿場市にSUDの再製造工場を20227月に竣工し、再製造事業専用のプラントとして厳格な品質管理に対応するため、温度管理、室圧管理、空気清浄度等の環境モニタリングおよび適格性評価を実施した生産設備の完備と、医療機関からの再生部品の収集から再製造までの管理を目的としたトレサビリティシステムを構築しています。

日本ステリは、医療機関から再製造用原料となる使用済みのSUDを収集し、検品、買取を行う事業を開始します。医療器材滅菌サービスおよび手術支援サービスの受託を通じて得た知見を生かし、SUDの院内回収、仕分け業務を既存サービスの一環として行うことにより、医療機関の負担を最小限に抑えた効率的な回収サービスを提供します。

両社は、本協業を通じ、SUDの回収から再製造までのスムーズな流れを構築するとともに、鈴与は医療機器製造企業として、日本ステリは臨床現場の医療関連サービス企業として、それぞれの強みを活かして一層のサービス向上を図り、医療業界が抱える廃棄物の削減と医療費の抑制の課題解決に貢献してまいります。

日本ステリ株式会社

所在地

東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAI

設立

1987年1014

資本金

2億4千万円

代表者

代表取締役社長 酒井 一也

事業内容

院内・院外医療器材滅菌サービス、手術業務支援サービス、内視鏡室支援サービス、 ME機器管理業務、SPD業務、SPS業務、環境管理・測定業務、医療機器・用具の販売、指名債権の買取業務、投資事業、コンサルティング事業

ウェブサイト

https://www.nihonstery.com/

経営企画室 企画広報チーム 広報担当