2023.10.06

単回使用医療機器(SUD)再製造品事業におけるサクラヘルスケアサポートとの協業開始ついて

当社は単回使用医療機器(一回限り使用できることとされている医療機器、以下「SUD」:Single Use Device)の再製造品事業(以下、SUD再製造事業)における協業をサクラグローバルホールディング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長:松本謙一)のグループ企業であるサクラヘルスケアサポート株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野島久美子)と開始したことをお知らせします。

SUD再製造事業とは、医療機関にて分別された使用済みSUD(以下、再生部品)を医療機器製造販売業者が適切に分解、洗浄、部品交換、再組立て、滅菌などの処理を行い、リバースエンジニアリング*1の技術を用いて、再び使用できるようにした医療機器のことをいいます。

米国・欧州ではSUD再製造事業の取組みが先だって行われており、2000年代から事業化が始まっています。日本では2017年に厚生労働省より「単回使用医療機器(SUD)の再製造に関する制度」が施行され、2018年には業界団体である単回医療機器再製造推進協議会(理事長松本謙一、以下、JRSA)が発足しました。

JRSAは、SUD再製造事業に関する行政の窓口として機能するとともに、広く医療提供者、関係団体、産業界に対して正しい普及や啓発、推進を行い、国民の医療に貢献することを目的とした組織となります。

SUD再製造事業は医療費の抑制や医療資源の有効活用、医療廃棄物削減による環境保全といった面で日本の医療への貢献が期待されています。

当社は、厳格な品質管理のもとSUD再製造事業の製造業者*2として、サクラヘルスケアサポートは医療機関から使用済みSUDの収集に係る業務を行うことで、国内のSUD再製造事業の普及に貢献してまいります。

  • 1リバースエンジニアリング
    製品の解析などを行い、その動作原理や製造方法、設計や構造、仕様の詳細、構成要素などを明らかにすること。
    引用:単回医療機器再製造推進協議会(JRSA)http://japanrsud.jp/glossary/
  • 2 静岡県御殿場市にSUD再製造工場を2022年7月に竣工しました。再製造事業専用のプラントとして厳格な品質管理に対応するため、温度管理、室圧管理、空気清浄度等の環境モニタリングおよび適格性評価を実施した生産設備の完備と、医療機関からの再生部品の収集から再製造までの管理を目的としたトレサビリティシステムを構築しています。

サクラヘルスケアサポート株式会社

所在地

東京都中央区新川一丁目25番12号 ルーシッドスクエア新川4階

設立

2008年4月1日

資本金

5,000万円

代表者

取締役会長  松本 謙一

代表取締役社長 野島 久美子

事業内容

洗浄・滅菌業務の受託、手術室業務の受託、物品管理業務の受託 等

ウェブサイト

https://www.sakura-healthcare.com/index.html

経営企画室 企画広報チーム 広報担当