2022.05.25
- ワイン物流
ワイン物流品質担保のポイント「定温管理」、徹底できていますか?

ワインはワインセラー等で定温保管されているところを見たことがある方も多いと思いますが、ではなぜワインは温度が管理された場所で保管しないといけないのでしょうか。
今回は、ワイン物流における定温管理の重要性と、ワインを取り扱うお客さまからよく聞く定温管理の課題について解説します。
▶資料:ワイン物流サービス紹介
温度変化がワインに与える影響
ワインは樽の中で熟成して作られるお酒で、瓶に詰め替えられたあとも熟成し続ける、という特徴があります。
そのため、ワインには「腐る」という概念がありません。ワインのラベルに賞味期限が記載されていないのはこれが理由です。
しかし、ワインは腐らないとは言っても、保管状態によっては味や風味が劣化します。
その一番の要因が"温度"です。
急激な温度変化や、高温での長期保存は、ワインの品質に大きな影響を与えます。
特に温度が高くなりすぎると、ワインの中にある化学物質が反応・酸化してしまい、ワインの色が褐色化する、ワインのフルーティーさや風味が落ちるなどといったことが起こります。
つまり、ワインをおいしい状態で消費者へ届けるためには、ワインをできるだけ温度変化のない状態=定温で、保管・輸送することが重要なのです。
ワイン物流における定温管理でよく聞く課題
ワインの保管において定温管理が必要な理由は、ワインの品質を担保する・劣化させないため、ということをご理解いただけたと思います。
しかし、定温管理を徹底するにはさまざまな課題があるのも事実です。
以下のような課題・お悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
- 保管エリアは定温管理されているが 荷捌きエリアやコンテナのデバンニング(デバン)エリアは定温化されていない
- トラックやコンテナから荷卸ししたワインを保管エリアに移動するまでの間、常温にさらされてしまう
- 一時的に常温に置かれてしまうことで、結露によるラベル不良やワインが膨張し液漏れが発生してしまう
特に夏場では、空調が入っていないエリアは温度が25℃を超えてしまう場合もあります。倉庫でワインを保管するエリアだけでなく、ワインの入庫作業で使用される場所(荷捌きエリアやコンテナデバンエリアなど)においても定温管理されていないと、徹底した定温管理を実現しているとはいえません。
一貫した定温管理の実現:鈴与のワイン物流サービス
「ワインの入庫から保管、出荷まで、徹底した温度管理ができない、、」というお悩みをお持ちの方に、鈴与のワイン物流サービスをご紹介いたします。
鈴与のワイン専用センター「ファインワインセンター」では、搬出入時にワインを積卸しする荷捌きエリアも断熱加工された壁に囲まれており、温度変化を防ぐ対策がされています。ここでは実際のファインワインセンターの様子をご紹介します!
▶ワイン物流サービスページ
▶お問い合わせはこちら
▼断熱加工された荷捌きエリア(ファインワインセンター)
▼ドックシェルターを完備
また、鈴与のファインワインセンターは、リーファーコンテナ用の電源を兼ね備えておりますので、リーファーコンテナを稼働させながらコンテナデバン作業を行うことも可能です。
これにより、コンテナからワインを卸す際も急激な温度変化なく対応することができます。
▼倉庫外観から見たドックシェルター
▼リーファーコンテナ用の電源
ワインの温度管理に関して課題をお持ちの方は、ぜひ一度鈴与へご相談ください。
一貫した定温管理を実現する物流サービスをご提案いたします。
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