2022.04.06
- 小売業物流
共同配送の活用で小売業の課題解決!商業施設や店舗への納品を効率化する方法とは?

化粧品や雑貨を取り扱っている企業様さまの中には、商業施設や百貨店に店舗を構えて商品を販売されているケースも多いと思います。
全国各地の商業施設や百貨店に店舗を構えている場合、商品の納品・配送の効率性やコストに関してお悩みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、商業施設店舗や百貨店へ商品を効率的に納品する方法についてご紹介します。
▶資料:小売業物流サービス紹介
商業施設への納品に関して小売業の事業者さまからよく聞く課題
商業施設や百貨店の店舗へ商品を納品している小売業の事業者さまからよく聞く課題についてまとめました。
・各店舗ごとに梱包して宅配便で配送しており、配送コストが割高になっている
・各店舗ごとに梱包しているため、梱包資材にかかるコストが発生している
・ある程度まとめて店舗へ発送したいが、そうすると店舗の欠品につながってしまう恐れがある
・バックヤードが狭いので、少量ずつしか納品できない
・商業施設や百貨店に納品する場合、個別に納品時のルールがあり、その対応に手間がかかっている
(例:指定納品書の同梱、指定された伝票の利用、外装表示の指定、等)
全国各地・複数の店舗で商品を販売している企業さまは、店舗ごとに商品を仕分けて箱詰めし納品する必要があり、複数個口になると宅配便のコストが増加してしまい、コストに関する課題・お悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
また、百貨店の店舗の場合は納品ルールに対して個別にて対応しなくてはならないため、納品までに時間がかかってしまう、もっと効率的に納品を行いたい、と思っている企業さまも多いと思います。
▶資料:小売業物流サービス紹介
商業施設への納品効率化の方法:共同配送の活用
では、どうすれば店舗への納品を効率的に行えるのでしょうか?
こうした課題を解決できるのが「共同配送」です。共同配送は、複数のお客様の商品を同じエリア・納品先に配送する場合、配達する商品を同じトラックにまとめて積載して配送する方法です。鈴与では、「店舗便」というサービスでお客さまにご提案しています。
鈴与がご提供している「店舗便」サービス
・鈴与の倉庫で商品を保管し、倉庫にて店舗ごとに商品をピック・仕分けを行う
・各施設ごとの納品ルールに沿った作業を実施
・各店舗ごとに仕分けした商品を配送ルート別にトラックに積載
・1台のトラックが複数店舗をまわって各店舗に納品
「店舗便」活用によるメリット
◎配送コストの低減
同じエリアにある商業施設へ商品を配送する場合、同じトラックにまとめて積載して配送しますので、個別での配送に比べて配送コストの低減が期待できます。
◎店舗での品出し業務負荷の軽減
出荷時には商品陳列棚に対応したカテゴリ別梱包を行いますので、店舗側の品出し業務の効率化をサポートします。
また開店前納品により、開店前の品出しが可能になり、販売機会ロスの低減にも繋がります。
◎環境に配慮した物流
鈴与の共同配送サービス「店舗便」では、通い箱(オリコン)を活用して配送していますので、段ボール等の梱包資材の使用量を減らすことができます。
車両の利用台数も減りますので、CO2の削減効果にもつながります。
◎納品に関する作業負荷の軽減
各商業施設店舗の納品ルールに合わせた作業を鈴与がまとめて対応致します。
鈴与では販売に必要な値付け(プライス貼付)、セット組、ラベル貼付(品質表示)等の流通加工作業にも対応しています。
▶鈴与の小売業物流サービス
▶コラム:小売業・店舗での売上拡大のポイントは物流にある?
共同配送サービス「店舗便」の導入事例
実際に鈴与が共同配送サービス「店舗便」を提案した事例についてご紹介します。
お客さま概要
・取り扱い商材:化粧品(サロン用)
・倉庫運営場所:関東
・規模:480坪
改善前の物流体制
・鈴与の関東の倉庫に物流業務を委託
・鈴与の倉庫にて各店舗ごと仕分け・梱包を行い、宅配便を利用して納品・配送していた
・店舗で商品を受け取ったスタッフは段ボールを開梱して廃棄する、という作業が発生していた
共同配送サービス「店舗便」のご提案
・鈴与の共同配送サービス「店舗便」が開始され、お客さまにサービスの導入をご提案
・初の試みだったため、まずは店舗でのヒアリングを実施、店舗側の状況やニーズを把握
・9店舗への配送に関して、共同配送サービス「店舗便」を導入
共同配送サービス「店舗便」の導入効果
■鈴与のソリューション
・配送コスト低減
・オリコン利用による資材(緩衝材、段ボール)コスト低減
・店舗スタッフの段ボール等資材廃棄処理業務軽減(館内指定場所までもっていく必要がある)
・不在置きにより荷受け対応が不要となり、接客業務へ注力できるようになる
■効果
・配送コストの削減(平均250ケースで約12%のコスト削減効果)
・配送途上の破損発生率ゼロ⇒品質の向上
・店舗側での業務負荷軽減⇒本業へのリソース確保
このように、共同配送サービスをご活用いただくことで、納品が効率的になるだけでなく、コストの削減や品質の向上が期待できます。
店舗で商品を販売されている方で、店舗への納品に関して課題をお持ちのお客さまはぜひ鈴与へお問い合わせください。
入出荷・保管といった倉庫・DCサービスとあわせて、共同配送サービスをご提案させていただきます。
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