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戦後の蘭字-アフリカと中東へ輸出された日本茶-


蘭字「赤い風車」   株式会社エム・シー・フーズ寄贈


輸出用茶箱   農研機構寄託

2017年10月7日(土)~12月10日(日)

9時30分~16時30分(10月7日は10時30分開館)
休館日:月曜日(10月9日は開館)

蘭字と日本茶の輸出

日本の開国とともに欧米へと輸出された日本茶は生糸に次ぐ重要な輸出産品でした。当初は横浜を経由して輸出された静岡茶も1906年(明治39)より清水港から輸出されるようになり、日本茶を扱う横浜の外国人商館も静岡へ移ってきました。当時の輸出用茶箱には“蘭字”という手摺りの商標が貼られ「JAPAN TEA」と記されていました。静岡市の安西地域に集まった商館内ではお茶の再生を行うとともに木版の蘭字も作られていました。大正〜昭和初期には現在と同様なオフセット印刷の蘭字も登場し、戦争を経て1965年ころ(昭和30年代)まで使用されていました。

戦後の蘭字

第二次世界大戦が終わると、食糧難だった日本への援助物資の見返りに連合国は日本茶の輸出を求めました。しかし、アメリカの紅茶・コーヒー嗜好の高まりとともに、日本茶の主な輸出先はアフリカや中東地域へと代わっていきました。蘭字も椰子の木やラクダ・ゾウなどの動物が描かれたエキゾチックなデザインが増え、旧フランスの植民地も多かったため、フランス語とアラビア語が併記されるようになりました。

近年、発見された戦後のオフセット蘭字の中には、蘭字を作成するための見本やデザインの指示が入ったものが見つかっています。中には、モロッコのカサブランカのホテルから郵送された封筒に入ったままの資料もありました。今回の展示では、これらの資料から蘭字の製作についても紹介していきます。

■主催
一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)
■協力
静岡茶共同研究所
■後援
静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
朝日新聞静岡総局/NHK静岡放送局/毎日新聞静岡支局/
読売新聞静岡支局/産経新聞社静岡支局/
静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社
■協賛
鈴与グループ